雷とは?
2014.07.05
カテゴリ:理科用語
雷とは?
- 皆さんこんばんは・オフィス・宮島です。本日は「雷」について解説いたします。
- 「雷」とはこれではないので、あしからず。
©角川ゲームズ/DMM
なぜ雷が生まれるのか?
- 本題に戻りましょう。雷はなぜ生まれるのでしょうか?雷の発生メカニズムを見てゆきましょう。
- まず、夏の高温で熱せされた大気は軽くなり、上昇します。温められた空気が上空の冷たい空気に冷やされて暖かい空気に含まれていた水蒸気が「水滴」になって出てきます。それが「雲」を形成します。
- 雲ができるときに発生した「氷の粒」が激しくぶつかることによって静電気が発生します。軽い氷の粒は上に集まりプラスの電気を帯びます。重いあられの粒が下に集まりマイナスの電気を帯びます。
- それが一定量に達すると、電子が放出されます。それにより周辺の電子も一気に放出されます。(電子雪崩という)
電子雪崩によって放出された電子(マイナスの電気を帯びる)が雲の下にたまります。このようにマイナスの電気を帯びた雲が地表に近づくことによって、地表にプラスの電気が集まります。雲と地表との間の電圧(これを電位差という)がある一定値を超えると地上に向かって電気が流れます。これが雷です。
- NHKが超高速カメラで撮影した雷発生の瞬間ををとらえた映像があります。それを見ると、雲と地上との間に光の線がつながると、雷が地上から雲に向かって登ってゆくのがよくわかります。
本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。