最近の研究の流行について

最近の研究の流行について

  • みなさんおはようございます。オフィス・宮島です。私の高専時代の同級生が鹿児島大学で博士論文の発表を行います。博士号が取得できることを祈っております。
  • その同級生に最近の研究の流行について聞いてみたところ、医療工学が非常に盛んであるとのことです。なぜこの分野の研究が盛んなのかについてちょっと考えてみました。

1. 医療工学は非常に高付加価値を有する分野

  • 医療工学の最前線である「臨床工学技士」という職業は、平均年収607万円とのことです。ただし、年収の幅は300万円~1000万円です。月収は29万円(残業手当等込)です。
  • 特に高いのが、医療機器メーカで、平均年収が640万円とのことです。しかも年収の幅が427万円~858万円と格差が小さいのも特徴です。

医療機器メーカ年収推移

アメリカ・AMO社(旧ビジックス社)の視力回復用エキシマレーザー・ビジックス

  • 市場規模も2兆4000億円(2013年時点)と大きく、これから少子高齢化社会に本格的に突入するため、人員も不足しています。非常に成長が期待される分野であることがわかります。

医療機器メーカの市場規模

画像引用元 厚生労働省

2. 人材が足りない!

  • 少子高齢化および団塊世代の大量退職によって、医療機器メーカを問わず多くの職場で人材不足が叫ばれています。
  • 緊急医療で、かなり多くの活躍場面が多く、残業が非常に多い職業といわれています。統計では、歯科技工士程度の人数であり、技能訓練士、言語聴覚士に次いで、人手不足と言われており、求人が今後、かなり増えると期待されています。

3. TPPに加入することで…

  • 現在、TPP加入に関して高官レベルの協議が重ねられています。もし、日本がTPPに加入すると、すべての分野で関税がゼロになるので、医療機器メーカ最大手のアメリカと競うことになるでしょう。しかし、アメリカ式の認証システムになるので、臨床試験を通じて承認が下りるスピードが速くなると思われます。
  • 十分競争できる力は持っていると思いますので、より大きく成長できる可能性を秘めていると思います。

本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。

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