2018年問題をご存知ですか?

2018年問題をご存知ですか?

  • みなさん、こんにちは。オフィス・宮島です。先日「サイトの断捨離を行っているため、ブログを更新できないかもしれません…」と言っていましたが、さっそく更新しようと思いますw。
  • 今回は「2018年問題」について解説しようと思います。

2018年問題とは?

  • 2018年問題というのは、「2018年になると、18歳人口が大きく落ち込み、大学入試に大打撃を与え、私立はおろか地方国立大学も倒産寸前に追い込まれる可能性がある」という問題です。

2018年時の18歳人口と大学進学率

  • 現在、大学・短大への進学率は55%に達しています。このころになると進学率は60%近くに達するものとみられています。しかし、肝心の受験生が2014年現在118万人程度しかいません。このまま推移すると、2040年には73万9000人まで落ち込むと予想されています。
  • 地方出身者の進学先の「受け皿」である地方国立大学も学生を確保するのが困難になり、統廃合や経営破綻、閉校が頻発する恐れが出てきました。以前、少子高齢化が進行すると地方自治体が800近く消滅するというニュースが流れていました。それの大学版です。

優秀な人材を確保するには?

  • 2018年問題が発生し、大学の多くが閉鎖に追い込まれるようになったら、まず大学の教員が失職するでしょう。私の友人にも高専の教官になっているのがいますので、彼も内心ひやひやしていると思います。
  • 大学を追い出された教官がどこに行くのかというと…優秀な教官は海外の大学の教授に就任するでしょう。そのほかの教官は民間企業に就職するでしょうが、全く違う分野に飛び込んで年下の上司に怒鳴りつけられながら仕事することになるでしょう。そのような人たちは、そのような環境に耐えることができず早期に退職し、アルバイトや派遣労働者といった非正規雇用になり、食うや食わずの生活まで身をやつすことになるでしょう。
  • このように、優秀な人材を野に埋もれさせて腐らせてしまわないように、私の場合はこのように人材を確保します。
  1. 専門家であるから、NPO法人ないし社団法人などを立ち上げさせる
  2. 大学教授時代に培ったコネクションと経験を生かして、専門関係に疎い民間企業と官公庁をつなぐ「パイプ役」をする
  3. 経済格差からくる教育格差を是正するため、1.で立ち上げた法人で学習塾より廉価で濃密な講義を行う
  • もうすでにやっている人もおられるでしょうが、あとはこのような事業を行う人に行政が資金援助などの支援を行えば、優秀な人材が海外に流出する…ということが防げると思います。

本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。

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