沸点と融点
2013.10.28
カテゴリ:理科用語
沸点と融点
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。本日は「沸点と融点」について解説いたします。
沸点とは
- 沸点とは、物質が液体から気体になるときの温度のことです。1気圧の状態で水を沸騰させた場合、100℃(正確には99.98℃)で水から水蒸気に変わります。水から水蒸気に変わるときは温度が変化しません。なぜかというと、液体から気体に変わるために熱を使っているからです。
- また、気圧を変化させると沸点も変化します。下の図を見てもらうとわかりますが、気圧がさがると沸点が下がり、気圧が上がると沸点が上がります。「高い山で水を沸かすと低い温度で沸騰してしまう」理由はこういうわけなのです。
融点とは
- 融点とは、物質が液体から固体になるときの温度のことです。水の場合は1気圧の状態で0℃です。
(実際は水から氷になるときの温度と氷から水になるときの温度は違う)
- 物質に不純物が混入すると、凝固点降下(物質が完全に固体になる温度が下がる現象)により、融点が下がります。「氷に食塩を振りかけると温度が下がる」という現象はこれによるものです。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。