再結晶とは?
2013.09.24
カテゴリ:理科用語
再結晶とは?
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。本日は「再結晶」について解説いたします。
- 飽和水溶液の温度を下げてゆくと溶解度が下がってゆきます。その結果、溶けきれなくなった溶質が溶液中に固体になって出てきます。これを再結晶といいます。
- また、飽和水溶液を温めて水分を蒸発させても溶けきれなくなった溶質が溶液中に固体となって出てきます。
- 味噌汁を煮詰めすぎると、鍋肌に白い粉が出てくると思います。あれをイメージしてください。
- 下図に示すような大きなミョウバンの結晶を作る実験も再結晶の原理を利用したものです。産業技術総合研究所が行った、重さ4kgのミョウバンの結晶です。
画像引用元 産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門
- なぜこのようになるのかというと、温度が下がって溶けきれなくなったミョウバンが個体として液体に出てきます。そしてその結晶が種結晶にくっついて癒着します。それを繰り返して少しずつ大きくなってゆくわけです。
- 上の写真は、2年かけて成長させたそうです。一度お試しあれ。ここにきれいなミョウバンの結晶を作る方法が書いてあるので、挑戦してみてください。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。