圧縮(あっしゅく)
圧縮(あっしゅく)
- 厚みのある布団を圧縮パックに入れて掃除機で空気を抜くことで、薄くすることができる…
この原理を生かして、大容量の画像データや数値データをコンパクトにまとめて、ファイル容量を節約すること。
- 画像データの場合は、このように行う。
- 下に、6×6で表される任意の画像データがあり、灰色の部分を"g"、白の部分を"w"と表すとして、(1,1)から順に表すと次のようになる。
g,w,g,g,w,g,w,g,w,w,g,w,g,g,g,g,g,g,w,g,w,w,g,
w,g,g,g,g,g,g,w,g,w,w,g,w - これを見てもらえばわかるように、36文字(コンマは含まない)で表せるが、アルファベットは1バイト文字であるから、ファイルの大きさは36バイトとなる。
- ここで、同じ文字が連続した場合、「w,w,w=w3」というように表記すると先ほどの画像データは、次のように書き換えられる。
g,w,g2,w,g,w,g,w2,g,w,g6,w,g,w2,g,w,g6,w,g,w2,g,w
- 36文字で表していた画像データが28文字で表すことができた。すなわち8文字分の容量を節約したことになる。
- 下に、6×6で表される任意の画像データがあり、灰色の部分を"g"、白の部分を"w"と表すとして、(1,1)から順に表すと次のようになる。
- このようにしてデータをコンパクトにすることで、容量を節約できる。ちなみに先ほどの圧縮率は…圧縮後28文字/圧縮前36文字=約78%ということになる。
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